何書こうかな?

独り善がりな思い付きを書くだけ

気質の違いとは、身の守り方の違い2

気質の違いとは、身の守り方の違い

http://thehand21.hatenablog.com/entry/2014/05/26/002736

の続き。

 

究極のエニアグラム基本理論3

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory3.htm

 

防御タイプ(タイプ1・タイプ4・タイプ7)は身の危険や脅威を感じ、追い詰められる程に回避していく行動様式を持ちます。攻撃タイプとは逆に、人々から遠ざかったり、自分だけの世界に篭る事で身を守るような戦略です。これらのタイプは「自分は世界の淵にいる」と自己認識する為、自分の存在に不安があり、常に崖っぷちに立ち切羽詰まった様子があります。最も怖がりな人達とも言え、色々と怖い事や危険な事を想像し、セキュリティ意識が高い傾向があります。ばい菌やウイルスを極度に怖がるなど清潔に関する問題を抱える人も多く、音にも敏感でささいな物音が気になる人達も多い。また、生まれついての優等生気質を持ち、人前での緊張度が高く、礼儀正しく敬語なども上手に使いこなす人がいたら大抵はこのタイプと言えます。

ちなみに、攻撃タイプは最も攻撃をコントロール出来るタイプと書きましたが、一方このタイプは攻撃するのが下手で、その制御も下手になります。よって、一度本気で怒り出すと「一体何にキレてるのか分からない」様相を呈し、人がなだめたり制止を試みても中々収まりません。

 

 タイプ1は「敵を避ける」という自己防衛戦略を備えています。危機や脅威を予め避ていく事で身を守る人達であり、危険と思われる場所や人物には滅多に近づきません。変わった食べ物なども余り好まず、普段から健康などに留意して、規則正しい生活を心掛けています。追い詰められる程にさらに人々を避けていき、普段通りの規則的な生活に固執していきます。規則やルールを守る意識が最も強く、それに縛られている為、杓子定規で柔軟性のない人達に見えるかも知れません。また、タイプ1を始め防御タイプ全般に言える事ですが、突然の予定変更や計画に狂いが生じると、パニックになり臨機応変に対応できにくい傾向があります。

(しかし、タイプ7は状況判断が素早く器用に動ける人達が多い)

タイプ4は「敵から隠れる」という自己防衛戦略を備えています。普段から感づかれないように人目を避けて、足音を立てずに歩くような人もいます。特に大勢の人がいる場所では隅の方で目立たないようにしてるかも知れません。目立つ事は人から目を付けられる危険性に等しく、危機や脅威が迫る程に、自分の存在を隠していく事で身を守る人達です。人目を過剰に意識して夜中に帽子やサングラスを身に着けて出歩く人もいます。知人を発見しても素早く物陰に隠れたり、会釈もせず気づかないフリをしてやり過ごしたりもします。その為に挙動不審な印象を与え、逆に最も目立ってしまう人達でもあります。また、このタイプは最も引きこもりになりやすい傾向を持っています。引きこもる程に人間を怖がり人間嫌いになりますが、逆に人間好きで人々に近づいていくタイプ4も沢山います。

タイプ7は「敵から逃げる」という自己防衛戦略を備えています。普段から人々とは広く浅く、部分的にしか繋がらない傾向があります。あちこちに出歩き身のこなしも軽く、さながらすぐ逃げ出せるようにスタンバイしてるかのようです。このタイプにとって、縛られたり絡み取られて身動き出来なくなる事は最大の恐怖となります。楽しく明るい事ばかりを追い求め、重く暗い事を避けたがる傾向があります。よって真面目な話や深刻な話からすぐに逃げ出してしまう可能性があります。その為に信頼関係やそれまでの積み重ねを考慮しない軽薄な印象を与えるかも知れません。いざ危機や脅威が迫ると誰よりも素早く察知して、一瞬で姿を暗ましている事でしょう。

 

「自己防衛戦略」とはあくまでも危機や脅威が大きくなり、余裕がなくなるにつれ本能的に引きずられてしまう行動様式です。逆に余裕がある時は全てのタイプが様々な方法で柔軟に自分の身を守っています。